【訃報】ロックバンド・BUCK-TICKのボーカル・櫻井敦司さんが脳幹出血で死去

ロックバンド・BUCK-TICKのボーカルとして数々の名曲を生み出し、多くのファンに愛され続けた櫻井敦司さんが、10月19日に脳幹出血のため死去されました。57歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

櫻井さんは同日、神奈川県横浜市で行われたコンサート「BUCK-TICK 2023 TOUR No.0」の途中、体調不良となり病院に救急搬送されましたが、そのまま息を引き取られました。

葬儀はご遺族の意向により近親者で家族葬として執り行われました。訃報は24日にバンドの公式サイトで発表されました。


櫻井さんは群馬県出身で、高校時代に同級生だった今井寿さん(ギター)、星野英彦さん(ギター)、樋口豊さん(ベース)、ヤガミトールさん(ドラムス)とともにBUCK-TICKを結成しました。1987年にメジャーデビューし、「悪の華」「JUST ONE MORE KISS」「Dress」「ロマンス」「MISS TAKE~僕はミス・テイク~」などのヒット曲を次々と送り出しました。耽美的な世界観と独自の音楽性で、日本のロックシーンに大きな影響を与えました。


今年はデビュー35周年という節目の年でした。9月には故郷・群馬音楽センターで35周年記念コンサート「BUCK-TICK 35th Anniversary ON Parade」を開催し、ファンを沸かせました。また、10月には新曲「No.0」をリリースし、36年目への新たな挑戦を示唆していました。

櫻井さんはバンド活動だけでなく、ソロや他アーティストとのコラボレーションでも活躍されました。特に、椎名林檎さんとのデュエット「罪と罰」や「鶏と蛇と豚」は話題を呼びました。

また、俳優としても映画「バタアシ金魚」や舞台「カリギュラ」などに出演し、多才な才能を発揮されました。


突然の訃報に、ファンや関係者からは驚きや悲しみの声が相次いでいます。

氣志團の綾小路翔さんやSHAZNAのIZAMさん、漫画家の柴田亜美さんなどが追悼メッセージを寄せています。

BUCK-TICKのメンバーからもコメントが発表されています。

今井寿さんは「永遠に5人でバンドをやれると思っていました」と語り、「言葉に表すことができないほどの深い悲しみです」と悔やんでいます。

櫻井敦司さんは、日本のロック界に不滅の足跡を残されました。その歌声と存在は、これからも私たちの心に響き続けるでしょう。心からご冥福をお祈りいたします。

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